視野を広げる

「校長のつぶやき」5月14日(水)

 

本校は毎年、茨城キリスト教大学で心理学を学ぶ大学院生を心理実習生として迎えています。2年間の実習で、1年目は主に保健室での実習、2年目は個別の相談実習等も行います。

今日は、本年度から派遣される大学院生3名の初めての実習日なので、最初に私から実習の心構え等について話をしました。その際、心理学を大学で4年間学んできた学生さんたちなので、私から「レジリエンスを高めるために大切なこと」として質問を出し、回答を求めました。レジリエンスとはここ最近注目されてきた概念で、いわゆる「立ち直る力」「心のしなやかさ」のことを指します。どうすればレジリエンスを高めることができるか、ここ数年はいつも考えています。1人の実習生の回答は「視野を広げることかと思います。その時はつらいと感じたことも、時が経ってみると案外大丈夫なことがあるからです。」でした。私にとっては至極納得できる言葉でした。

校長 皆藤正造

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