校長より生徒の皆さんへ【第1回】

おはようございます。

校長から生徒の皆さんへの言葉を期末休み中も掲載いたします。

本日が第1回目の言葉です。

 

2023.9.20(水)

生徒の皆さんへ

明日から期末休みに入ります。前期を振り返って、どんな思いですか。ちょっともの足りなかった人は後期頑張りましょう。気持ちを切り替えて取り組めば、たいがいの課題は達成できるでしょう。

前期それなりに頑張った人は、後期もそれを持続してください。さらに一段高い目標がクリアできると思います。

どちらも、自分のペースを守り、続けることが大事です。応援しています。期待しています。

 

「慣れ」

 初めて何かに取り組むときには、誰もが緊張感を持ち、基本に忠実に、間違えないようにと十二分に気を配る。

そして、難しさに嫌気がさしたり、行き詰まったりしながらも、少しでも上達しようと自分を励まし、何度もやっているうちにだんだんうまくなってきて、いつのまにか意識しなくてもスムーズに運べるようになる。

だが、慣れというものは怖いものである。それはいずれ、ともすると惰性に変わっていく。惰性に流されて行くようになれば、油断や気のゆるみが生じ、思わぬ大きな失敗を招きかねない。また、そこで進歩が止まってしまうことにもなろう。

大事なのは、慣れても慣れないことである。経験を積んで覚えたコツを生かして要領よく進めつつ、一方で、当初の緊張感と熱意を失わない。この微妙なバランスをとっていくところに、失敗を未然に防ぎ、自らをさらに向上させていくところに、失敗を未然に防ぎ、自らをさらに向上させていく勘所があるのではないか。

慣れてきたなと感じたら、ときに初心に立ち返り、常に日に新たな気持ちで事に当たるように努めたい。

校長 中村三喜

 

 

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