9.30(月)自立した社会人
2024年9月30日(月)
生徒の皆さんへ
本校の生徒の皆さんには楽しく生活すること、規範意識を高めること、真の友人関係を構築することの大切さを実感して、働くことへの夢を持った社会人として飛び立って欲しいのです。
大人になってよかった、と思って欲しいのです。そうすれば、余裕を持って自分の人生を生きていくことができるからです。
今日で夏休み中の一文は終了します。10月1日からはスクーリングが再開します。そこでは、休み中に鍛えた自学自習の精神に加えて、共学あるいは協学することを学びましょう。
どちらも身につけた本校の生徒は、いざというときに頑張ることができるのです。本校の生徒は聞くだけ、言われたことをするだけの軟(やわ)な高校生ではないのです。また、周りを思いやることもできる生徒なのです。
「自立した社会人の育成」
いま、日本では大人になりたくないと言う青少年が増えているという。周りの大人たちが子供に「大人になることは、きついこと」という間違ったメッセージを与え続けた結果ではないだろうか。
外国では、親の管理下から脱するため早く大人になりたいと思う子供たちが多い。実際、私の長女の子供2人はハーフでテキサス州で生活してきた。いつも会うと早く大きくなって独立したいと言っていた。しかし、日本であれ外国であれ、社会人になることは社会的なアイデンティティ(存在感)が得られることを意味していよう。
仕事に就けば顧客に信頼され、社会的な居場所や報酬も得られる。学生時代では絶対に得ることのできない喜びです。
「大人社会に参入」することで、自立した1人前の人間として、自己のアイデンティティが得られ、「生きる喜び」も生まれてくるのだ。
人は、諦めた瞬間に目標への道は閉ざされてしまうし、自分がダメだと思えばダメになってしまうのです。他人が何と言おうと、自分自身が自分を強く信じて頑張らなければ何事も前には進まないのです。それが生きる力なのだということを忘れないて欲しいと思います。
校長 中村三喜