心の中にいる
「校長のつぶやき」12月12日(金)
私が、小説や映画から亡くなった人(動物も)との向き合い方を学んだことを紹介します。人間と犬とのエピソードを題材にした数年前に発表された小説(映画化もされました)の中で、少年と兄弟のように育ってきた犬が、地震で少年をかばって命を落としました。犬の死を親が伝えると少年は胸に手を当てて「死んでないよ。ここにいるよ。」と言います。私はとても感動し、3年前に亡くなった我が家の愛犬も、私の心の中にいるような気がしてきました。また、先日近親者を亡くしましたが、同じように心の中で私を励ましてくれていると思っています。命が失われても、大切な記憶や思い出は無くならないでいつまでも存在するものだと考えるようになりました。
(校長 皆藤 正造)
