校長より生徒の皆さんへ【第7回】
校長より生徒の皆さんに第7回目の言葉です。
2024年3月25日(月)
生徒の皆さんへ
「期する」
仕事やスポーツの上達は、一気にはいかないものである。一歩一歩、地道な修練を続けていくしかない。時に飛躍的に伸びることもあるけれど、それも過去の努力があったればこそで、一朝一夕に大きな変化は望めない。
だが、自分の心や行いは、変えたいと心に決めれば、すぐにでも変えられる。それを、自分はこんなものだとか、そんなに簡単には変わらないといって、うじうじ、ぐじぐじしていたら、変わるものでも変わらないのだ。要は変えようと決意するかどうか。その一点にかかっているといえよう。
同じものでも、心のありかたによって、明るくも見えれば暗くも見える。だから、同じことなら、まだまだ変われる余地を持っているのだと明るく捉え、自分の心がけや行動をどんどん変えていこう。それを積み重ねていけば、お互いの人生をより好ましい姿にきっと近づけていけるに違いない。
人の心は伸縮自在。持ち方一つで、心はいつもブルーオーシャン。青い大海原がどこまでも広がっているのだ。
経営学で言うところのブルーオーシャンは競争のない世界。レッドオーシャンは競争の激しい世界。どちらが企業として望ましいかと同じことだ。
校長 中村三喜