校長より生徒の皆さんへ【第24回】

校長より生徒の皆さんに第24回目の言葉です。

 

2024年4月17日(水)

生徒の皆さんへ

 

「定説」

 従来よいとされていたことが、あるときを境に、実はまったく間違いだったと、常識や通説が覆されることがある。評価が百八十度転換して困惑し、戸惑うばかりである。

何事においても、人はその時々のメディアやオピニオンリーダーの主張、論説をそのまま信じてしまいがちである。これがいいといわれれば無批判に従い、あれがいいとなればすぐまたそれに追随する。だが、そうした姿勢に終始していては、大抵の場合、振り回されて終わるのが落ちであろう。

現代は、さまざまな情報が溢れている。そんな中で、多数の支持する考え方が普遍の真理とはいえないし、権威ある人の知見だからといって、必ずしも正しいとは限らない。一般論や定説を鵜呑みにせず、虚実を判断したいものである。

そのためには、常に自分の頭で考え、追求し、納得したうえで選択することを習慣づけたい。本当に正しいか、受け入れるべきなのか、場合によっては、まず疑ってかかることも必要だろう。

併せて、選んだ結果はどうであれ、その責めは自ら負わなければならないこともしっかりと肝に銘じておきたい。

校長 中村三喜

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