校長より生徒の皆さんへ【第35回】

校長より生徒の皆さんに第35回目の言葉です。

 

2024年5月2日(木)

生徒皆さんへ

今日で春休は終了ですが、明日から4日間の連休がありますので、本格的な授業開始は5月7日(火)からになります。

休み期間中に皆さん一人ひとりそれぞれの経験をしたと思います。充実した休みだった人、もの足りなさを感じた人、様々でしょう。

でも、誰もが連休明けからの学校生活に、その経験を生かしてください。そういう積み重ねが知らず知らずのうちに人を成長させるのです。自分のペースを守って頑張りましょう。

 

「そこにある山」

 人はなぜ山に登るのか。その問いには、ある名登山家の「そこに山があるから」という答えが知られている。たしかに吸い寄せられるように、時に人は山の魅力の虜となる。

ただ、山を人生で経験する試練と見立てれば、人は誰でも、山また山を越える日々を延々と強いられているとも言えまいか。とすると、「そこに山があるから」との言葉には、所詮登るしかないという切羽詰まった境地も窺える。

低い山に高い山、穏やかな稜線の青山や険しい尾根が続く雪山・・・・。自分がこれから登る山に、一つとして同じ山容が現れることはあり得ない。大切なのは、たとえどんな山が姿を見せようと、断じて登頂を果たすという覚悟を持つことであろう。

苦しいのは当然であるけれど、山頂の絶景を目にする喜びを味わい、沢で見かけた名も知らぬ花にも癒しを得ることもある。決して辛いことばかりではない。

ゆっくりでいい。登り続けることである。今日の山上の天候を窺いつつ、いま自分が目指すべき頂を確かな足取りできわめてゆこう。

校長 中村三喜

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