7.18(木)ゴール

2024年7月18日(木)
生徒の皆さんへ
         

「ゴール」

 一念発起し、遊びも趣味も楽しみも、あらゆるものを我慢して努力した結果、やっと叶えることができた。満足感と安堵感を味わい、ようやく報われたと思った矢先に、新たな課題が生じてくる。
 お互いの人生は、一つ事が成ったとしても、また大きな山が立ちはだかる。それは果てしない旅、終わりのない苦労の連続かもしれない。
 だがいったん目標が達成されると、人は往々にして緊張の糸が切れ、さらなる意欲を失ってしまいがちである。だから、次々と生まれる課題は、気力を保ち、成長を続けさせる原動力ともいえよう。
 いくつ峠を越えれば真の達成感を得られるのかはわからない。それでもゴールを目指して懸命に進んでゆこう。一つひとつ、目の前の山坂を超えるため、ひたすら歩んでゆこう。
 そうした一歩一歩の積み重ねこそが人生であり、その過程でどれだけ力を尽くすかによって人生の価値や生きがいが決まるからである。次はどんな山が待ち構えているのだろうか。

校長 中村三喜

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