8.12(月)サッチャー
2024年8月12日(月)
生徒の皆さんへ
「多数に追随するな自分自身で決断せよ」(マーガレット・サッチャー)
私は「鉄の女」と呼ばれたイギリスの元首相・サッチャーが好きだ。
彼女は「英国病」と言われるほどの不況だったイギリスを立て直すべく、企業の民営化や税制改革など様々な施策を打ち出した。どれも多くの反発を受けたが、断固としてやり抜き、イギリスの威信を復活させたのだ。
サッチャーが強かったのは自分のためではなく、常に国民のためを思って決断していたからではないかと思う。
自分で自分の人生を決断し、主体的に動く力を「自己決定感」と言う。「自分のやりたいようにやる」だけでは単なるわがままだ。自己決定感の高い人は「社会の中にいる自分」を意識する。
「この行動によって、まわりの人が幸せになるのか」と考えた上で、自分の行動を決める。たとえ失敗したとしても、「決めることができた自分」に自己肯定感が高まる。
迷ったときは、心の中で「偉人」を思い浮かべるのもお薦めだ。あの偉人ならこう考えそう、と思うと少し道が開けてくるのではないだろうか。
まずは自分で決断してみましょう。
校長 中村三喜