8.26(月)応援歌
2024年8月26日(月)
生徒の皆さんへ
「応援歌」
メロディーが流れてきた瞬間、それが流行っていた頃のことや、耳にしたときの情景が鮮やかに蘇る。そんな歌が、お互い一つや二つあるのではないか。
悲しいとき、ふと寂しくなったとき、人は歌を口ずさむ。そして、遠い過去やふるさとに思いを馳せたり、歌に我が身を重ねて涙する。すると、暗く沈んでいた心がいつの間にか浄化され、少しずつ軽くなってくる。歌はそうした不思議な力を秘めているといえよう。
歌に限らない。そこに立ち返ればおのずと慰められ、励まされる何かを、誰もが持っているはずである。くじけそうになったときにはそれに思いを寄せ、しばし浸ってみればいい。そんなふうに疲れた心を労り慰めることで、再び前を向いて歩きだすことができるに違いない。
人はどんなときも自らの心を奮い立たせつつ、まさに命が尽きるその瞬間まで歩み続けなければならないのである。大切な思い出を糧に、人生の応援歌を胸に、今日も明日も、今年も来年も。
●私の好きな歌は、以下の3曲です(理由は秘密)
1,「赤とんぼ」作詞:三木露風、作曲:山田耕作、大正10年発表。
2.「リンゴ村から」作詞:矢野亮、作曲:林伊佐緒作詞、歌:三橋美智也。
3.「月の砂漠」作詞:加藤まさを、作曲:佐々木すぐる。
校長 中村三喜