1.1(水)新年を迎えて
令和七年一月元旦(水)
生徒の皆さんへ
「新年を迎えて」
毎回、新しい年を迎えると、生徒それぞれが抱くたくさんの夢が実現されれば素晴らしいと思う。ただ、夢の実現には、まずもって行動することが必要なのだ。迎えた新年は、自信を持って、胸を膨らませて、チャレンジをスタートさせる時なのだ。
これからは、夢の実現のために、自分を省みて自分の強みを活かすことに専念しよう。そして、いかなる妨げが生じようとも断固たる覚悟を持って自分の道を進むことである。
とはいえ、どんな人間でも時には弱くなる。弱くなればすぐに諦めや妥協が頭を過る。そんなものに屈しないよう、自分の夢を具体的な目標に落とし込み、実行の計画を立てよう。この夢は私の幸せだけではない。お世話になった方々への恩返しでもあるのだ。
また、賢者は賢者なりに、愚者は愚者なりに、一つのことを休まず続けていれば必ずものになるものだ。一人立ちしても、別に偉い人になる必要もないだろう。社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になる。その言動を通じて世のため人のために貢献する。そういう生き方は尊いと思う。
そして、国も社会も会社も学校も自分の外側にあるもの、向こう側にあるもの、と人はともすれば考えがちである。だが、そうではない。そこに所属する1人ひとりの意識が国や社会、会社や学校の品格・雰囲気・社風・校風を決定するのである。一人ひとりが国であり社会であり会社であり学校なのである。
校長 中村三喜